2010年1月31日 (日)

片チチ娘を持つ家族の気持ち

昨日妹から、

結局手術はどうなるの?やっぱり全部取っちゃうの?

と、質問されました。

今まで自分で調べてある程度の答えを出してしまっていた私。よく考えてみたら、あまり家族の意見は聞いていなかったcoldsweats01

お姉ちゃんは胸が大きいから、取った後ショックかもしれないよね。私みたいに小さければ別にーと思うけどさ。手術で全部取った人の写真を見たけどさー・・・

妹なりに心配してくれているのですねーweep

両親は全摘には抵抗があるみたいです。若いからかわいそうだ・・・と。

先日父親に、

K君(夫の名前)はどう思っているの?お前が全部取っちゃっても大丈夫なのか?

と言われてハッ∑(゚∇゚|||)とした。

・・・男性の気持ちなんてよく考えてなかったよーtyphoontyphoontyphoon

全摘や再建に関する相談はしていたのだけど、基本的に私が色々と調べて、ある程度考えがまとまったことを報告する、という感じだったので、一方的に私が話していただけsweat02

そこで、「オッパイ取っちゃうけどダーイジョーブー?」と、夫の気持ちを確認してみました。

これまで治療やってきて、しこりが大きくなったかも?と言って、心配してしきりに触っているところとか見ているから、大きなしこりを取ってしまえる安心感の方が強いかなぁ。胸を取ってしまう、というよりは癌を取る、という認識でいるからね。しっかり取ってもらって、不安感がなくなるほうがいい

そうそうそう、そうなのよ!ちゃんと患者目線で考えられているじゃないの、アータ!

全摘した人たちは、胸がなくなるショックよりも、癌が体の中から消えた安心感の方が大きい、という人も沢山いるんですよね。

1/4切除で温存もできなくはないけど、主治医は癌を取り残す可能性が高くなる、と言っている。そりゃそうだろー、温存の対象は原則3センチ以下のしこりで、私のは5センチあるんだから。

温存しても結局癌の取り残しがあって、再手術で全摘になるほうが、精神的にはショックだなぁ・・・。

同時再建にしても、キレイに出来上がる前に再発して、胸が訳の分からない状態のまま放置される方がイヤ。

ましてや、無理に温存して一生乳頭が横向いちゃったりするのもイヤ。

だったら、きれいさっぱり切除した方が気持ちがいいんではないかsign02 というのが、私の意見。

正直なところ、全摘したらどういう風になるのか見てみたい・・・というヘンな願望もあったりしてヾ(´ε`*)ゝ エヘヘ(←こういったら夫には引かれました)

あとは、傷があったほうが、今後も乳がんであることを忘れずに、セルフチェックを怠らないかな、という気もします。とりあえず、切除する側に関しては、脂肪がないので何かあったらすぐ分かるでしょうし。

全摘すれば、放射線をかける可能性も減る。局所再発率も減る。

あとは主治医がキレイに切ってくれればよいのだ~happy01

「乳がんの傷跡は勲章だ」とおっしゃっている方達がいます。

私もそう思えたらいいな~shine

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2010年1月18日 (月)

乳癌の標準治療とは

今日は少々マジメな話題catface

先日記事でお知らせした「もっと知ってほしい 乳がんのこと」(http://www2.extide.mediasite.co.jp/mslive/Catalog/pages/catalog.aspx?cid=f1ada538-39b6-40fd-85a2-4aed21537a53)のビデオをすべて見ました。

乳腺外科、放射線科、形成外科、化学療法科の先生方からの最新のお話が満載で、こういう話が聞きたかったのよ!!という感じでした。乳癌体験者の読売新聞社記者、本田麻由美さんも参加されていることから、患者側からの意見も反映されており、とても画期的なセミナーだと思いました。

このセミナーで得た情報を少し紹介してみたいと思います。

<再建手術について>

~形成外科の医師の立場から~

温存手術もしくは全摘手術+放射線治療を行った患者さんでも、皮膚の状態によっては時間をかけて再建することが可能。(放射線後、インプラントで再建している例もあり)

温存手術の同時再建を行っている病院もあり。

体の負担が軽く、あとからやり直しがきく、という点ではインプラントがおススメ。ただし、費用は高い。

自家組織を使う場合、妊娠を希望している人はお腹の脂肪を使った再建は避けた方がよい。

~放射線科医の立場から~

同時再建後に放射線をかけるやり方は、エビデンスがないため、有効な治療法だとはまだ言えない。

放射線をかけてしまうと再建ができないと思われるが、形成外科医がやりにくいと言うのであって、絶対にできないわけではない。再発率を下げるためにも、きちんと放射線治療を受けて欲しい。

よく手術後の放射線で乳房の形が変形したと言われるが、放射線のせいではなく、手術の時点ですでに変形しているもの。放射線で形が変わるということはない。

~乳腺外科医の立場から~

外科医はがんを退治することを第一に考えるので、しっかりがんを切り取りたいと考える。

*本田麻由美さんを例に挙げると、

2.5センチだった癌が2週間で4センチに→温存手術→1ヵ月半後に局所再発→全摘手術→周りの脂肪部分から局所再発して再手術→放射線治療→インプラントで再建

という経過をたどっています。最初の手術からすでに7年。サバイバーですね!!

<病理について>

他の癌の様に明らかに「癌だ」とわからないため、乳癌の病理は非常に難しい。

乳癌を予防するためにできることは、肥満にならないことくらい。女性が女性である限りは乳癌になる可能性がある。(←なんだかこの言葉に救われましたconfident

<外科治療について>

根治のためには大きくしっかり取るのがベター。

1/4切除になると整容性が保てないし、がんを取り残して局所再発する可能性も高くなることから、全摘を勧める場合もある。(特に若年性は局所再発率が高い)←私のことですかい?

内視鏡手術やラジオ波熱凝固療法など、大きな傷を作らない手術は乳癌の場合とても難しい。がんを取り残す可能性もあるため、標準治療とはまだ言えない。

米国と日本の乳癌罹患率は、50歳まではほぼ同じ(!)。40歳以下の乳癌患者は外的要因よりも遺伝的要因が強い可能性あり。

米国では乳房温存手術は3割程度。(ヨーロッパでは全摘して数年後に再建が主流だと聞いたこともあります)

<薬物療法>

新しい抗がん剤の登場により、ここ10年の間に乳癌の生存率が飛躍的に上昇

免疫療法や健康食品など、がんに効くといわれているものは米国のがん研究所ですでにスクリーニング済み。(○○はがんに効く!などという情報に惑わされないように!!)

Her2陽性乳癌に対する効果的な薬が続々と出てきている(ペルツズマブ、ネラチニブ)

トリプルネガティブ患者にパープ阻害剤が効くかも?

国立がんセンターでは治験を行っているので、転移・再発乳癌患者で受けたい人は受診を!(←薬が効かなくなったらこういう方法もあるのですねhappy01

<放射線治療について>

全摘の場合でも、リンパ節転移がある場合には放射線治療を推奨する(リンパ節転移1~3個でも有益だそうです)。大規模な臨床試験により、効果が実証済み。

入院による短期照射は通常の照射と効果に変わりはないが、病院側の都合であまり行われていない(病院が儲からないため)。患者にとっては費用の面でも短期照射のほうがよいと思われる。

私が聞いて印象に残った話は、ざっとこんな感じでした。内容を抜粋しているので、ちょっと違っているところがあったらすみませんm(_ _)m。興味のある方は、時間のあるときにご自身で見てみてくださいね。また、医師によって考え方はさまざまなので、こういう話を参考にして主治医と相談しながら、自分自身の治療方針を考えていくのが大切だと思います。

話にはでてきませんでしたが、やはりリンパ節転移がある場合は、二期再建が推奨されるようです。形成外科の先生は同時再建でもOKというスタンスのようですが、乳腺外科医はあまりおススメしない、という印象ですね。

乳癌学会が発行している「患者さんのための乳癌診療ガイドライン(2009)」や、聖路加の有名な先生も著書の中ではそのように記しています。「患者さんのための乳癌診療ガイドライン」は、治療の選択で迷ったときに教科書的なものとして使っていますよー。

最先端医療が最善の医療ではない」ともありますね。現在の標準治療は、臨床試験によって効果が確実にあると実証されているもの。あとは、乳房があることなのか、癌の治療なのか、QOLなのか、自分が何を重視するのかをよく考えて、治療を選択していかねばいけませんね。

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2010年1月10日 (日)

同時再建はアリなのか!?

ここ数日、ネットやら本やらで再建について調べています。

*以下の情報は、ザザッと調べたことなので、確実なことではないかもしれません!情報に誤りがありましたら、すみませんm(_ _)m

調べれば調べるほど、自分の状態の危うさがわかってきたりもして・・・(;´д`)トホホ…

再建に関する問題は、

全摘しても放射線を受けなくてはならない可能性があること。

全摘の場合でも、リンパ節転移が4つ以上あったら、胸壁、鎖骨、脇に放射線をかけるのが標準治療らしい。・・・そうなると、全摘したのに再建できないこともあるshockshock

放射線をかけると、インプラントによる再建はNGとなります。自家組織でなら、放射線後の状態によっては再建可能。

同時再建は、リンパ節郭清する場合には、感染症の危険性が高まるので望ましくないとのこと。術後に放射線をかけるとなれば、なおさら二期再建の方がよい
→これは病院や先生によって考え方が違うようです。実際には、リンパ節転移があっても同時再建している方はいらっしゃいます。自家組織で同時再建すれば、その後に放射線治療しても問題ない、という話もあります。

色々な情報を総合すると、

同時再建→リンパ節転移がない全摘患者(非浸潤性乳がんや、小さな癌が多発しているため全摘になる人など)、もしくはリンパ節転移があるけれどどうしても同時再建したい人

二期再建→全摘している患者で放射線治療がない人

を想定しているように思えてきた。

ようするに、私のように術前化学療法を受けていてもしこりが小さくならずに全摘になり、さらに放射線も必要となるかもしれない人というのは、かなりのマイノリティshineのようなのです。

しこりが大きくて術前化学療法を受けている人は、ほとんどが最終的には温存できるようになっているのですねcoldsweats01

35歳以下の若年性、ホルモン受容体・Her2ともにマイナスのトリプルネガティブ(全体の15%)、抗がん剤が効きにくい(全体の1割)、とここまでマイノリティ街道をまっしぐらに突き進んでおりますsweat01

こうなってくると、80歳まで長生きしちゃったよflair、というマイノリティにも入ってもらわねば困りますsign03

私の正直な気持ちとしては、再発の可能性が高い間はしっかり必要な治療を受けることに専念して、将来子供ができて、片チチの母は不憫だなぁ・・・と思ったら、再建についてじっくり考えたい。出産後であれば、お腹の肉を使えるので、再建方法も広がるしね。

・・・と、思う反面、胸のボリュームがあるので、片チチになったら差が大きくてそれなりにショックを受けそうだな、という気もしている。生活面でも腰痛や肩こりなどが心配だし・・・。

私のような状態でも、同時再建をしてもらえる病院はあります。ただ、そこまでしてやりたいかと言われると・・・・????

だって、チチがなくなる気持ちなんて想像つかないもーーーんbearing

悲しいとは思うけど、結構慣れちゃうんじゃないの?とか。

夫の意見としては、

「命が最優先だから、まずは今確立されている治療をきちんと受けてがんを治して欲しい。同時再建は、胸がなくなることがショックすぎてうつ病になりそうだ、とかいうなら考えてもいいと思うけど」

だ・よ・ね~。主治医も自分の奥さんに対してでもそう言いそうな感じ。私が医者でも、私の状態を見たら、しっかりがん治療をすることを勧めるかな・・・。

ただ、同時再建もその後の生活のことを考えると、精神的にも肉体的にも楽なような気がするのです。

術前化学療法でリンパ節転移がいくつかわからなくなっちゃった場合には、放射線はどうなるのか?とか、私は胸壁に放射線やる可能性がどのくらいあるのか?とか、主治医にも聞きたいことがイッパイfuji

あと2ヶ月の間に、気持ちがコロコロ変わりそうな気もしますが、とりあえず今の時点では全摘になったら二期再建がベストかな~という気持ちに落ち着いています。

そうそう、去年の11月に母親に行ってもらった乳がんイベントの模様が、オンラインで閲覧できるようになっています!ちょうど再建の話もあり、とても参考になるので、気になる人はぜひ(*^ω^*)ノ彡

「もっと知ってほしい乳がんのこと」

http://www2.extide.mediasite.co.jp/mslive/Catalog/pages/catalog.aspx?cid=f1ada538-39b6-40fd-85a2-4aed21537a53

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