今日は朝から病院で検査三昧。
採血、採尿、心電図、X線検査、肺機能検査、MRIと盛りだくさんでした。
面倒だったので、いつもの付け毛を付けていって、MRIでは帽子一丁でいいやと思ったのですが、若い検査技師さんに「金具がついていなければつけていてもいいですよ」と言われました。なにー!皆さん、鈴珠さんのヘアバンドに縫い付けてあるタイプは、MRIもOKのようですよ!
検査は思ったよりも早く終わり、心配していたお昼ご飯もちゃんと食べられました
外来の受付に行くと、今日も主治医はエコー室にいるとのこと。エコー室に行ったら、外来で話すと言われまた戻ることに。
ここで、主治医が家族も来ているなら一緒に話を聞いてもらおうと言い出した。
心なしか表情が険しいような・・・。とても嫌な予感
ロビーにいた母親を呼び、主治医の元へ。
*タイトルからも分かるとおり、残念なお知らせです(ノ_-。)
主治医: 「今日は少し厳しい話をしなければいけません」
今の状態で厳しい話と言ったら、ひとつしかないでしょうよーーーーー
主治医: 「先週撮ったCTだけど・・・。肺のこことここ、肝臓にも怪しい影が見られます・・・」
まさかのエーンーカークーテーンーイー!!(゚ロ゚屮)屮
主治医の態度でちょっと予想していたけど・・・いまさらそんな・・・
主治医: 「リンパ節は変化ないんだけど、しこりは少し大きくなってる。FECでは成長が止まっていたけれど、タキソールが効かなかったということだね・・・」
確かに、タキソール4回目を終えてからしこりの形がいびつになって、表面がところどころ盛り上がっているような気はしていた。
でも、これは抗がん剤をやったせいで形が変わったのかと思っていたのです。
主治医: 「最初の時点では明らかなリンパ節転移がなかったので、ステージ2bまたは3だと考えていたんだけど、転移が見つかったということでステージ4になる。今後は抗がん剤による全身療法をしていきます」
私: 「抗がん剤がまた効かないとしこりはどんどん大きくなりますよね?ボコボコしてきているのですが、取らなくてもいいんでしょうか?手術したら抗がん剤をすぐにやることはできないんですよね?」
主治医: 「皮膚に出てくるということも考えられるからね・・・。手術後1ヶ月経たないと抗がん剤はできないから、手術をやった方がいいか、抗がん剤を優先させた方がいいか、迷うところ。これについては来週までに他の先生方と相談して決めるからね」
そして、転移性乳がんに使う抗がん剤について説明してもらいました。ゼローダ、ナベルビン、ジェムザールがあるとのこと。ゼローダは、FECに含まれていた5-FUという薬が入っているそうで、FECがあまり効かなかったことを考えるとお勧めしないらしい。日本で認可されたばかりの新薬、ジェムザールを使うのがいいのでは?ということだったので、一応来週からジェムザールを使ってみることになりました。
母親: 「リンパ節に明らかな転移がないのに、遠隔転移するのですか。抗がん剤をやったのに転移するなんて・・・」
主治医: 「リンパ節転移が見えなくても遠隔転移する例もあります。トリプルネガティブの場合には、抗がん剤をやっていても進行してしまうこともありますね・・・。そういう意味でも悪性度が強いと言われているんです」
私: 「骨には転移はないですよね?トリプルネガティブは骨よりも内臓に転移しやすいとどこかで読みました。そういうことなんでしょうか?先に手術をしていたとしても、結局同じように遠隔転移が出てきたんですよね?」
主治医: 「確かにトリプルネガティブは内臓に転移しやすいということもあるので、Kottsuさんの場合はそうかもしれないね。骨は今のところ映ってないけど、骨についてはあまり心配しなくてもいいよ。それから、先に手術をしていても、やっぱり出てきてしまったとは思う」
主治医は私の目をじーーーっと見ながらお話してくださる。でも、そんなにじーっと見られても、まだ頭の中の整理がつかず、言葉が出てこない。
先に母親には戻ってもらい、主治医には来週早速点滴の予約を入れてもらいました。転移については、最初にしこりが大きかった時点で多少覚悟はしていたので、比較的冷静に受け止められたと思います。
この状況でどうしようか迷ったのですが、せっかく買ってきたので、帰り際に主治医に沖縄のお土産を渡しました。
主治医: 「こんな・・・。どうもありがとう(u_u。) 出来る限りのことをするからね。一緒に頑張ろうね」
うなだれて主治医の方が泣きそうな顔になってしまいました
診察の後、乳がん専門の看護師さんとお話させてもらいました。さすがプロ!診察が終わってジワジワと実感してきて、待合室でホロホロと涙をこぼしてしまいましたが、そんなことには微塵も動じず、ひたすら話を聞いてくださいました。そのおかげでとても気持ちが落ち着きましたよ。
家に帰ってきてから、夫にも報告しました。二人で思う存分泣いたら、多少スッキリしました
違う病院だったら・・・、手術を先にしていたら・・・、もっと自分でしこりを確認していたら・・・、とタラレバが頭を駆け巡りますが、転移してしまったものは仕方がない。この病院を選んだのも、術前化学療法をやることにしたのも私自身なのだ。それに、術前化学療法をやっていたから、半年間転移が出てこなかったのかもしれない。
これからはエンドレス抗がん剤に突入です。これまでの抗がん剤が2つともあまり効かなかったことを考えると、残された薬もどうだか・・・
ただ、ジェムザールは手術の出来ない進行性乳がんやトリプルネガティブにも効く可能性があるそうなので、頑張ってみようと思います。
内臓への転移は予後がよくないと聞きます。体調が悪くなることなど、今はまだまったく想像がつきません。これまでの人生を後悔はしていないけれど、悔しい気持ちで一杯です。まだまだ沢山やりたいことがあったのに。
これからまた新たな治療法について情報を集めなければいけないのかと思うと、正直なところ気が重いです・・・。治験の話も含めて、がんセンターなどにセカンドオピニオンを取ろうかとも思っているのですが・・・。
術前化学療法中に遠隔転移という、スーパー乳がんを育ててしまい、これまでブログを読んでくださった方々に不安感を与えてしまうかもしれません。これからも治療の経過を書き記していきたいと思いますが、個人差がありますので、どうかネガティブにならないでくださいね。こんな状態だけど再発しなかったよ!というマイノリティを目指していたのですが・・・(;´д`)トホホ…
沖縄旅行記も引き続きアップしますので、よろしければ読んで下さいませ
また沖縄に長期旅行に行きたいな・・・。

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